薬のお医者さん!薬剤師

薬剤師


薬剤師試験とは、薬の調合や提供によって、人々の健康を維持する重要な役割を担う仕事です。医薬分業のため、医師と薬剤師がそれぞれ薬剤をダブルで確認することによって、医療ミスを防ぎます。病院や薬局、そして製薬会社や化粧品会社などにも就職することができます。薬剤師は活躍の場が広い職業だといえます。一般的に身近な薬剤師の職場は、調剤薬局です。調剤は、医師が出した処方せんからきちんと正しい分量で薬を調合することです。医師が指示した薬が患者さんに対して問題がないか、チェックをする作業もあります。最終的に患者さんに手渡す前にも別の薬剤師がチェックをする仕組みになっており、何回もの確認で患者さんに薬が手渡されます。病院ではたくさんの入院患者を相手にしますので注射液から内服薬までいろいろな薬が必要になります。これらをきちんと一人ひとりに合わせたものを用意するのが病院薬剤師の任務です。

病院や薬局以外に製薬会社などでも活躍


薬剤師の主たる仕事は、病院や薬局で薬を管理して医師の処方せんに基づいて薬を調剤することです。薬局などで市販の薬について説明する仕事もありますし、製薬会社などの企業や官公庁で調剤以外の仕事をする場合もあります。さらには調剤や分析・研究だけではなく、医療スタッフとともに患者さんの服薬指導などを行うといったこともあります。患者さんが複合で薬を飲んでいないか、アレルギーがないかや、また、妊娠していないかなどの薬の副作用を確認しなければいけません。医と患者さんの架け橋になるのが薬局や病院で働く薬剤師の任務です。さらには病院や街のドラッグストア、製薬会社などで働く薬剤師も多いのです。

厚生労働省の平成26年度賃金構造基本統計調査で薬剤師の平均年収は38.6歳で531万円ほど。勤務地や勤務先によっては、もっと高い給与を見込むこともできます。
年収
平均年齢:38.6歳
勤続年数:7年
労働時間:160時間/月
超過労働:11時間/月
月額給与:376,000円
年間賞与:799,700円
平均年収:5,311,700円

試験概要


受験資格
次のいずれかに該当する者
(1)薬剤師法第15条第1号の規定に基づく受験資格
学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学において、薬学の正規の課程(学校教育法第87条第2項に規定するものに限る。)(以下「6年制薬学課程」という。)を修めて卒業した者(平成28年3月23日(水曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
(2)薬剤師法第15条第2号の規定に基づく受験資格
外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、平成24年4月1日以降に、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者
(3)薬剤師法の一部を改正する法律(平成16年法律第134号。以下「改正法」という。)附則第2条及び第3条の規定に基づく受験資格
ア 改正法の施行日(平成18年4月1日。以下「施行日」という。)において、改正法による改正前の薬剤師法(以下「旧薬剤師法」という。)第15条第1号に該当する者
イ 施行日において、旧薬剤師法第15条第2号に該当する者
ウ 施行日前に学校教育法に基づく大学(短期大学を除く。以下同じ。)に在学し、施行日以後に旧薬剤師法第15条第1号に規定する要件に該当することとなった者(施行日以後に学校教育法に基づく大学に入学し、当該大学において、薬学の正規の課程(学校教育法第87条第2項に規定するものを除く。)(以下「4年制薬学課程」という。)を修めて卒業した者を除く。)
エ 平成18年度から平成29年度までの間に学校教育法に基づく大学に入学し、4年制薬学課程を修めて卒業し、かつ、学校教育法に基づく大学院(以下「大学院」という。)において薬学の修士又は博士の課程を修了した者であって、厚生労働大臣が、薬剤師法の一部を改正する法律附則第3条の規定に基づく厚生労働大臣の認定に関する省令(平成16年厚生労働省令第173号)第1条の規定に基づき、改正法による改正後の薬剤師法(以下「新薬剤師法」という。)第15条第1号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有すると認定した者薬剤師は「国家資格」を取得している人だけが就くことができる職業です。「国家資格」というのは国の法律に基づいて与えられる資格で、この資格がない人が商売として仕事をすると法律違反になります。

試験科目
必須問題試験
物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
実務
一般問題試験
薬学理論問題試験
物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
薬学実践問題試験
物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
実務

試験日
1月上旬〜中旬
合格率
合格率 63.17%(平成26年度)
合格率は、例年平均で70%〜90%ほどとなっています。試験は年に一度で、不合格の場合はまた翌年受験できます。厚生労働省の薬剤師名簿に登録され、薬剤師免許が与えられます。

薬剤師という仕事の大きなやりがいは、患者さんと薬の架け橋になれること


薬局で働く薬剤師は、患者さんに対して説明責任があります。どんな効用のあるのか、どのように服用すれば良いのか、どんな副作用が考えられるかを説明して理解してもらう必要があります。患者さんに対して薬の正しい知識を持ってもらうことで、正しい服用ができます。最近では、患者さんヘの説明責任が重要になってきました。インターネットで誰もが薬について調べられるようになったことから、薬に対しての知識がある患者さんも増えてきました。薬をもらうときに、薬剤師に薬について細かく聞いてくる患者さんも最近では多いです。

薬剤師は単純になりたいからといってなれる職業ではありません。化学が好き、教えるのが上手、冷静な判断力も欠かすことが出来ません。薬剤師は理系の専門職ですので特に薬の効能や調合について理解を深めるためには、化学の分野の知識が欠かせません。大学の薬学部では化学の勉強は必須で、国家試験でも化学の知識は必ず問われます。新薬の勉強ためには化学から離れることはできません。患者さんのほとんどが医学的知識を持たない一般人ですし、高齢化社会が進む現在では、お年寄りの患者さんも多くなっています。こうした人たちに、正しくわかりやすく薬について説明することが必要になってきました。薬学の知識があるだけではなく、その知識を伝えるコミュニケーション能力がある薬剤師が現在では必要とされています。医の分野で薬剤師は必要不可欠ですので調剤薬局や病院では今後も安定した就職先があると見られています。ですので資格取得者も増加傾向にあり、薬剤師の競争は厳しくなっていくと予想されます。最近は薬剤師の資格をもつ医薬情報提供者が求められる傾向もあり、今後は製薬会社で働く薬剤師がさらに増えていくかもしれないからです。人と直接接する薬を扱うだけに注意力、集中力が必要です。そして、患者の信頼にこたえられるだけの責任感や時には倫理観も求められます。

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